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まず電源投入して標準ファームのバージョンを確認してみましょう。
 ※購入後は、Version 1.0.0 です
USBポートは、3つありますが、、、そのうちの1つ(Mini Type B)左側にあるUSBポートがデバッグおよび電源供給(*1)用です。
 ※(*1)標準状態。設定で変更できます

PCからUSBケーブルを繋げば、標準で入っているデモ・ファームウェアが動作します。
 ※最初USB ACアダプタから繋いだら起動しませんでした。注意!

無事起動しましたか?
[Sstem Info]を押す(タッチ)とバージョンの確認が出来ます。


では、標準ファームウェアを最新にしてみましょう!

いくつかのファイルをダウンロードしてください。(;´Д`)
 ※ダウンロードには、登録が必要です。

1)STM32 ST-LINK Utility
  http://www.st.com/content/st_com/ja/products/embedded-software/development-tool-software/stsw-link004.html
2)STM32F7 Cube
  http://www.st.com/content/st_com/ja/products/embedded-software/mcus-embedded-software/stm32-embedded-software/stm32cube-embedded-software/stm32cubef7.html

いずれも、下のほうにある「ソフトウェア入手」ボタンを押してダウンロードします。
その他ドキュメント類(PDF)も目を通しておくと宜しいかと思います。英語ですが・・・w


1)STM32 ST-LINK Utility
これは、STM32マイコンへの書き込みツールです。インストールしてください。

2)STM32F7 Cube
これは、STM32F7系マイコンのサンプルプログラム等が山盛り入っています。
zipファイルなのでを解凍しておいておいてください。

下記のフォルダ内に最新ファーム関連のデータ(ソースプログラム込み!)があります。
 .\STM32Cube_FW_F7_V1.5.0\Projects\STM32746G-Discovery\Demonstration
readme.txt にファームの更新方法が載っていますので目を通しておいてください。

次に順番通りに説明します。

①STM32 ST-LINK Utilityを起動する
②メニュー [External Loader] → [Add External Loader]を選ぶ。
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③"N25Q128A_STM32F746G-DISCO" をチェックして、[Validate]を押す。
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④メニュー [Target] → [Program & Veryfi...]を選ぶ。
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⑤ボードにアクセスされダイアログが開く。File Pathから次のファイルを選ぶ。
 .\STM32Cube_FW_F7_V1.5.0\Projects\STM32746G-Discovery\Demonstration\Binaries\STM32746G-DISCO_Demo_V1.2.0.hex

あとは、[Start]ボタンを押すと最新ファーム(2017/01/07時点でV1.2.0)が書き込まれます。1分少々待ちましょう。しばらくすると再起動されます。

無事最新バージョンになりましたか?

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では、次回は開発環境の構築方法を記載する予定です。お楽しみに・・・


【補足】
正しく動作しない場合は、ボードに搭載されているST-LINK/V2のファームウェアをアップデートしてみましょう。
 ①STM32 ST-LINK Utilityを起動する
 ②メニュー [ST-LINK]→[Farmware Update]を選ぶ。
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 ③ダイアログが開くので[Device Connect]ボタンを押してから、必要であれば[Yes>>>>]ボタンを押すとアップデートが開始される

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ちなみにこのブログを記載時点(2017/01/07)での最新バージョンはこの通り。

以上で~す!